キッスマ通信

初めまして、キッズスマイルの宮本です。

一般財団法人キッズスマイルを今年6月に設立し、ここまで突っ走って参りました。最近、ふと立ち止まってみた時に気づいたことがあります。
そう、ご挨拶がまだでした…
大変遅くなってしまい申し訳ございません。

私は、兵庫県ハチ高原スキー場でSIA(日本プロスキー教師協会)公認のスキースクールを運営しております。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、ここハチ高原へはウィンターシーズンはスキーキャンプ、冬季野外活動。グリーンシーズンは、野外活動、自然学校、夏合宿等、1年を通じてたくさんの学校団体さんがお越しになります。
しかしながら、近年では学校授業日数の兼ね合いや校外学習のあり方の見直し等により、冬のスキーを伴う学校行事が減少傾向にあります。

長年数多くの学校団体のスキーレッスンを行ってきましたが、子どもの頃にこのような形で真冬のスキー場に足を運び、真っ白な雪山を見て、冷たい雪を触って、慣れないスキー道具を身に付けて、友達どうしで笑いあって、時には苦しんでみたり、寒さに凍えてみたり、そして帰って思い出話しをしたり… これらは、子どもたちにとってかけがえのないな経験になります。

さらに、スキーもスポーツなので運動能力の高い子どもはすぐに上手くなります。
しかし、しかし、スキーは落下運動。速く走れなくても、ボール投げが苦手でも、逆上がりが出来なくても、「バランス」を探すことさえできれば滑れます。上手くなります。ここがスキーのおもしろいところです。
運動は苦手なので自信がないといった子どもでも、「スキーはできた!」「スキーは得意!」と自信に満ちた笑顔でスキー場を後にする姿を何度も見てきました。
さらに、その後の学校生活でも色々なことにチャレンジすることが出来るようになった。といった声もよく聞きます。

そう、スキーによって自己肯定感を高めることが出来た訳です。

そんな貴重な機会を失ってしまうことは、とても残念です。

また、日本特有のフカフカ粉雪、パウダースノー “Japan Powder” は今や世界的に見ても大きな魅力、ブランドとなっています。
それなのに、このまま日本国民がどんどんスキー場へ足を運ばなくなっていく状況はいかがなものしょう?

せめて、子どもたちにはこの大きな日本のスキー文化と財産を存分に体験してもらいたい。
特に、兵庫県内の子どもたちには県内にこんなに素晴らしい環境があるということを知っておいてもらいたい。

そんな想いから、このキッズスマイルの始動させてみました。

是非、たくさんの子どもたちにスキーの素晴らしさを肌で感じてもらいたい。さらに、スキーを通じて学び、仲間と出会い、心身共に成長してもらいたいと考えております。

みなさま、雪上でお会いしましょう。
お待ちしております。

一般財団法人キッズスマイル 宮本 光章

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